
湯飲みを盃に見立てて花見酒、とシャレこんでいたと思ったら、もう秋冬の話しをする時期かい。なんだよ、ずいぶん早ぇなぁ。
するってぇと、今度は菊酒だ。九月九日は重陽の節句といって、縁起の良い奇数の中でも最も大きい「九」が重なるため、めでたい日だと考えられた。菊の香りをうつした菊酒を飲んで邪気を払い長命を願ったんだよ。
11月の七五三で目にする「千歳飴」。これも子どもたちの健康や幸せを願った縁起物だが、浅草の飴売りが長〜い飴をこれまた長〜い袋に入れて売り歩いたのが始まりって話だ。
長〜食べ物といやぁ、江戸っ子の好物蕎麦だねぇ。大晦日には「細く長く達者に暮らす」ことを願って年越し蕎麦をたべるのが決まりってもん。「細く長くなら饂飩でもいいじゃねぇか」なんてことを言う輩もいるかもしれないが、さにあらず。「一年の労苦や厄災を断ち切る」ため、切れやすい蕎麦でなくちゃならないってわけだ。
さて、年が明けてから口にするお屠蘇。これもまた延命長寿を願うものだが、ただの酒だと思っている人も多いだろう。実は「屠蘇散」という薬を、みりんや砂糖を加えた日本酒に浸した薬酒。不味くて死者も蘇るなんていわれたらしい。ま、俺は屠蘇散抜きのお屠蘇がいいや.......。
2月に入り、節分といえば豆まきだが、福豆に大豆を使うのにゃワケがある。神様の力が宿るといわれる大豆を魔物の目(魔目=まめ)に投げつけると魔を滅する(魔目=まめ)ことができるのさ。年齢より一つ多く豆を食べるんだが.....、アレっ、俺はいくつ食べりゃいいんだっけ!?
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